S28最終55位 役割集中ゼルネバド

剣盾S28にて以下の構築を使用。

構築のコンセプトは、「採用率の高いザシアンかネクロズマを崩しの起点とすることで再現性高く勝つ」。

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レンタル紹介

youtu.be

環境に存在する鋼タイプのほとんどがザシアンか日食ネクロズマであり、これらのポケモン以外で鋼タイプが採用されていることが少ないと考えたのでゼルネアスから構築を始めた。

結果としてはこの読みは少し外れ、S28はトリトドンの増加による火力の高いカイオーガの減少、ナットレイの増加という流れでまた別の物理鋼が増えてしまったが、バドレックスでギリギリ誤魔化せる範囲ではあったと思う。

 

以下採用順に解説をしていく。

 

ゼルネアス  209-x-117-200-119-143

バドレックス 175-81-100-217-121-222

ランドロス  196-166-156-x-100-111

ナットレイ  181-114-152-x-184-24

バンギラス  207-155-131-103-165-83

エースバーン 155-184-95-x-96-171

 

・個別解説

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209(60)-x-117(12)-200(244)-119(4)-143(188)@パワフルハーブ

ムーンフォース 雷 ドレインキッス ジオコントロール

 

C

+2ダイサンダーが199-135ザシアンに157~

+2ムーンフォースが同上ザシアンに105~

S

準速カイオーガ抜き

 

上手いザシアン入りに対してゼルネアスを通すことはほぼ不可能であるが、一応定数ダメージを絡めて倒すルートを残しながらバドレックスを通すために餌として運用した。

H振り程度のザシアンであれば鉄の棘×2でダイサンダー圏内に入り、裏から出される場合でもムーンフォースとアストラルビットで倒しきることが出来る。

ザシオーガの並びが環境から消えることはないと考えているため、立ち回りに安定感を出すために素早さラインを高くした。

 

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175-81-100-217(252)-121(4)-222(252)@気合の襷

アストラルビット サイコショック ドレインキッス 悪巧み

 

C

アストラルビットが199-135ザシアンに109~

 

ゼルネアスでザシアンやネクロズマを誘い黒バドで襷を残しながら倒しきることをコンセプトとした。

ジオコントロールを積んだゼルネアスの圧力により相手にダイマックスを強要出来る盤面も多く、こちらは襷を残しながら嘶きを発動出来る展開も多かった。

 

基本的にアストラルビットしか撃たないが、電磁波が飛び交う環境であったことからサブウェポンはミストフィールドを展開出来るドレインキッスとした。

エスパー技はサイコキネシスやワイドフォースも試したがどれも勝率には関わらなかったこと、ハピナスやラッキーで受けようとする愚か者が一定数いたことからサイコショックとした。

 

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196(252)-166(4)-156(252)-x-100-111@ゴツゴツメット

地震 蜻蛉返り ステルスロック 堪える

 

HB

A244ザシアンの巨獣斬を約40%で2耐え

 

サンダーとの違いはステルスロックを撒けることや交代技の蜻蛉返りに無効タイプがないこと。

環境のザシアンは火力特化も多いことからランドロスで受けることは非常に怪しいが、堪えるを採用することによって1度目の巨獣斬のダメージから安定して行動を分岐させることに成功した。

(2耐えしそうなら蜻蛉orステロ、悪い乱数を引いて倒されそうなら堪える)

 

勿論岩技が欲しい場面はあるが再現性の高い立ち回りを実現するには堪えるの存在が必要不可欠であった。

 

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181(252)-114-152(4)-x-184(252)-24@食べ残し

相手のナットレイより速くしたかったためS個体値4

ジャイロボール タネマシンガン 宿り木の種 守る

 

HD

C222カイオーガの雨潮吹きを2耐え

 

ザシオーガの並びに対してザシアンを誤魔化すためにランドロスを選出すると、初手のゼルネアスとザシアンの対面でカイオーガを釣り出しされてしまうことが何度かあったため、ゼルネアス+ナットレイ+黒バドレックスで対応出来るようにした。

 

宿り木の種は命中不安で外し即負けの展開も多いが、それよりも当てた際のアドバンテージが非常に大きいため割り切った。

身代わり持ちカイオーガミミッキュを意識して命中安定のタネマシンガンを採用。

ジャイロボールを採用することでダイマックスを絡めてほんのりゼルネアスやザシアンを誤魔化すことも出来る。

 

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207(252)-155(4)-131(4)-103-165(236)-83(12)@オボンの実

ロックブラスト イカサマ 火炎放射 挑発

 

HD

サンダーや特殊イベルタル、バドレックス意識で可能な限り高く

S

麻痺したウーラオス抜きのポリゴン2抜き

 

相手のサンダーやイベルタルの圧力になりながら自分のバドレックスやエースバーンをコピーされた時の切り返しとして採用。

突撃チョッキ持ちのバンギラスではアッキサンダーや耐久振り羽休めイベルタルポリゴン2に勝てないことから挑発を採用するためにオボンのみを持たせた。

 

攻撃に努力値を振っても欲しい相手には打点が足りないことからザシアンやネクロズマの後出しに一番負担をかけられるイカサマを採用した。

役割を遂行させたい相手に対する技を持たせた後にスペースが余ったので、終盤に増加したホウオウ+ナットレイを最低限誤魔化せる火炎放射とした。

 

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155-184(252)-95-x-96(4)-171(252)@命の珠

火炎ボール 不意打ち 飛び跳ねる ギガインパクト

 

A

イベルタルへのダメージ意識の意地っ張り

 

ゼルネアス+黒バドレックスを軸として採用した場合に相手のイベルタル+ネクロズマを綺麗に崩せるビジョンが見えなかったので、エースバーンでどちらかを倒しこちらのどちらかを通すことにした。

仮に相手の3枠目とエースバーンが撃ち合った場合でも、ゼルネアスは攻撃に振っていないネクロズマメテオドライブを耐えるので、ダイマックスを使わせることが出来れば十分勝機はある。

 

イベルタルネクロズマを意識しているため火炎ボールとギガインパクトは確定。

自分のバドレックスをメタモンにコピーされた際に撃て、ダイアークでバドレックスの道を作れる不意打ち、飛び膝蹴りが必要な場面が思い浮かばなかったため仕事量を増やせる飛び跳ねるとした。

 

・選出例f:id:hassamuchuu:20210307225721p:plainf:id:hassamuchuu:20210902150122p:plain

ザシアン+カイオーガ

→ゼルネアス+バドレックス+ナットレイ

ヌケニンがいる場合はゼルネアスの代わりにランドロスを出したいが、珠サンダーが臭う場合はその限りではない。

 

イベルタル+ネクロズマ

→エースバーン+バドレックス+1

 

ザシアン+イベルタル

→ゼルネアス+バドレックス+ランドロス

 

書き出したら切りが無いですが、まず「初手にゼルネアスを出せない理由」を探します。

 

・雑感

今月は珍しく一か月を通してポケモンを楽しめました。今のルールは押し付けが強く、勝っても負けても納得が出来ることが多いため自分に合っているのかなと思います。

リアルの関係で深夜の26時前には切り上げてしまいましたが、今月はGW絡みで最終日にポケモンが出来ないことが確定しているので、もう少し粘れば良かったかなと少し後悔しています。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

世の中の運勝ちと運負けの総数が合わない理由

ポケモンというゲームの性質上ある意味当たり前かなという雑語り。

運勝ちツイートをすると「運が良いから順位が高い人」と思われてしまう可能性があるのでしていないとも考えられるが、そもそも気が付いていない「運勝ち」がポケモンでは発生しやすいからだとも考えている。

 

今の環境でイメージしやすい以下のラスト1匹対面を想定。

お互い相手の調整を判断出来る程の情報はここまで無いものとする。

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AはBを巨獣斬+電光石火で倒せないがBより素早さが高いので巨獣斬×2で倒せる。

Bは素早さは負けているが攻撃力が高いので巨獣斬+電光石火で約12%で倒せる。

(B→Aのダメージ計算結果)

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1ターン目にお互いが巨獣斬を撃つタイミングでAが先に行動するとAの視点からは「ほぼ勝ち」が見えるが、Bの1発目の巨獣斬の乱数次第で対面負けてしまうと「運負け」となる。

 

しかしこれがB視点だとどう見えるだろうか。

この対面以外の情報が無い場合は「こっちの巨獣斬がめちゃくちゃ入ったし、相手のザシアンは速いから陽気ASベースだったんだな」と思うことも少なからずあるはずだ。

 

世の中に「運勝ち」が生まれず「運負け」だけが生まれた瞬間である。

技外しや急所、追加効果のような分かりやすい運要素は比較的気づかれやすいが、命中100で殴り合うザシアンミラーでさえ、ダメージ乱数分布の中でどれを引いたか分からない以上見えにくい運要素が含まれている。

 

ここからは完全に余談になるが、幸いにも対戦環境において重要視されているレート戦は対戦回数の上限が定められていないので、構築や選出等のレベルが高ければ確率は収束して自ずとレートは上がっていくはずである。

 

月末付近の期限が迫っている状況では仕方ないと思うが、日頃から運勝ちに気が付かず小さな運負けにストレスを抱えていると、大切な何かを見落としてしまうことも多く損をしているかもしれない。

 

S27最終33位 壁偽装対面ランドバドザシ

剣盾S27にて以下の構築を使用。

構築のコンセプトは「相手の認識をずらし作業的に勝つ」。

 

・構築実績

最終4位   くろもち @curoGMmt

最終33位 しざよ

 

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今までのレンタルは押しミスしやすいという苦情が多かったので技配置いじっておきました。

動画の方に貼ってあります。

 

youtu.be

 

このシーズンはザシアン+カイオーガから始まり、ゼルネアス+ネクロズマディアルガ+ホウオウのサイクル等に手を付けたが、遅い伝説枠が絡むと快適にポケモンが出来ないように感じた。

試行錯誤をしている中で一緒にポケモンを考えていたくろもち君が「ステルスロック+A242電光石火+C236アストラルビットでメタモン(ザシアン)を落とせる」ということを教えてくれたため、ここから構築をスタートした。

 

以下採用順に解説をしていくが、相手のザシアンを初手に誘い誘ってイージーウィンを拾いやすくするようにオーロンゲを一番上に配置して、少しでも壁構築に見えるよう心掛けた。

 

オーロンゲ  202-140-128-x-96-80

ザシアン   195-242-136-x-136-174

バドレックス 185-81-120-236-121-175

ランドロス  165-185-122-x-101-157

カプ・レヒレ 177-x-176-115-150-113

エースバーン 155-184-95-x-96-171

 

・個別解説

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195(220)-242(236+)-136(4)-x-136(4)-174(44)@朽ちた剣

巨獣斬 インファイト ワイルドボルト 電光石火

 

A

ステルスロック込みで

199-135ザシアンを巨獣斬+電光石火で約55%で倒せる

204-196ネクロズマインファイト×2で約10%で倒せる

メタモン(ザシアン)に電光石火が20~24ダメージ

 

巨獣斬+ワイルドボルトで213-156ホウオウを倒せる

HB

A200マンムー地震を約90%耐え

S

意地エースバーン意識を抜いているポケモンを意識

裏のバドレックスとの兼ね合い

 

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185(76)-81-120(156)-236(236+)-121(4)-175(36)@拘りスカーフ

アストラルビット 未来予知 ドレインキッス トリック

 

C

メタモン(ザシアン)にアストラルビットが118~139

 

ステルスロック+C+1アストラルビットで

199-135ザシアンを約70%で倒せる

175-80悪ウーラオスを約46%で倒せる

HB

A222+1巨獣斬を約90%耐え

S

無補正すいすいガマゲロゲを抜ける

ミラー意識の高め

 

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165(4)-185(156)-122(92)-x-101(4)-157(252+)

地均し 岩石封じ 自爆 ステルスロック

 

A

199-135ザシアンを地均し×2で約85%で倒せる

199-135-152ザシアンを地均し+アストラルビットで倒せる

HB

A244巨獣斬+電光石火を約80%耐える

S

カイオーガ意識の最速

 

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155-184(252+)-95-x-96(4)-171(252)@命の珠

フレアドライブ 不意打ち 飛び跳ねる ギガインパクト

 

A

キョダイカキュウ+ダイアタックで202-150ヌオーを倒せる

201-115イベルタルに175~208ダメージ

 

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202(252)-140-128+(252)-x-96(4)-80@食べ残し

DDラリアット 不意打ち ビルドアップ 身代わり

 

HB

A120ジガルデとの積み合いでランク差が1あると身代わりを壊されない

A

+6DDラリアットで213-142ジガルデを約34%で倒せる

 

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177(252)-x-176(196)-115-150-113(60)@オボンの実

ムーンフォース 自然の怒り 渦潮 挑発

 

イベルタル+ヌオー+メタモンを出させない枠

 

 

 

同じ内容の記事を別ブログに書いても意味がないと思うので詳しい解説はこちらをご覧ください。

https://yinyangpoke.hatenablog.com/entry/2022/03/02/185007

 

・雑感

自分の性格的に一か月丸ごとポケモンをやるとどこかで飽きることが明白だったので月末までは全くと言っていい程ポケモンをやっていなかったのですが、それが功を奏して月末付近からはメリハリをつけて取り組めました。

友人と考えていたことで通話中に自分が足を引っ張らないよう問題点や改善案を用意しておく≒だらだらポケモンをやらないを達成出来たことも大きかったと思います。

 

簡易更新ですが最後まで読んでくださりありがとうございました。

434ルール公式ルールブック

CCS主催正統継承者である私が440ルールを現代向けにバージョンアップさせたもの。

具体的には440ルール界のスイクンと呼ばれ、猛威を振るったペリッパー等が禁止ポケモンとなった。

embalming0111.hatenablog.com

 

ルール
種族値合計434以下のポケモンのみ使用可能。
・特性A2倍↑の禁止
・単純ココロモリ、複眼バタフリーリベロ使用禁止
・進化の輝石使用禁止
・むらっけ、ぎょぐん、リミットシールド禁止
ダイマックス禁止

大きな変更点はわけのわからない特性とアイテムが禁止になり、
天候ターンの非永続化をうけてのカブリドグラの解禁されたことにある。

「制限が多すぎだろつまんねえ」とお思いのそこのあなた。あなたは特に自分から面白いことを始めようとする創造性に欠如し、
すべてを人任せにして生きてきた可能性が高いです。少し自分を振り返って反省すると良いでしょう。

 

「〇〇が強すぎるだろ」等の質問があれば@channelzayoまで連絡をください。

 

1/8のメンバーシップ仲間大会はこのルールでやります。

BDSP きおす杯優勝 ラティハッサムスタンダード

BDSP環境にて行われたきおす杯で優勝することが出来た。

環境初期であり構築としての欠陥もあるが、叩き台になればと簡易的に記事を更新することにした。

コンセプトはラティハッサム+1で8割の構築に勝つ。

 

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勝戦動画

youtu.be

 

ラティオス@拘り眼鏡

155-x-101(4)-182(252)-130-178(252↑)

波乗り 竜の波動 サイコキネシス 流星群

 

ハッサム@食べ残し

177(252)-163(100)-154(156↑)-x-100-63 最遅

羽休め 剣の舞 バレットパンチ とんぼ返り

 

スイクン@カゴの実

207(252)-x-140(36)-110-135-146(220↑)

眠る 瞑想 冷凍ビーム 熱湯

 

カイリュー@拘り鉢巻き

191(196)ー204(252↑)-116(4)-x-122(12)-106(44)

逆鱗 神速 炎のパンチ 地震

 

キノガッサ@気合の襷

135-200(252↑)-101(4)-x-80-122(252)

茸の胞子 岩石封じ マッハパンチ タネマシンガン

 

ヒードラン@パワフルハーブ

179(100)-x-127(4)-173(180)-127(4)-137(220↑)

挑発 大地の力 ソーラービーム マグマストーム

 

剣盾と同じでTODが強いルールなので回復技は一番上に置いた方が良い。

育成が間に合わず配信に映った個体と違う場合もあるが、これを一先ず完成形とする。

 

ラティハッサム+スイクンガッサが型の豊富さや汎用性からトップメタだと考え、補完枠を探し続けた。

対雨性能やフェアリータイプの少なさから鉢巻きカイリューを採用。

 

この5体でほとんどのスタンダードな構築と渡り合えると考えて、受けループに勝てるようにパワフルヒードランを採用した。

食べ残し型でない理由はトリトドンミロカロスを強く意識した結果である。

汎用性の低さや、草食マリルリに美味しく食べられてしまったのでとても怪しい枠。

 

・雑感

BDSPはとにかく個体の調達が面倒なため、今後も対戦環境が盛り上がるようであればラティハッサムスイクンガッサ@2から考えていく予定。

バグだらけのゲームではあるが、対戦では本来不可能な個体や技をしっかりと弾いてくれるようなので盛り上がってほしいところではある。

対戦環境自体はダイマックスによる誤魔化しや不快な行動をされにくい良環境だと思っている。

 

・感謝の極み

一緒に構築を考えてくれたくろもち君、わふおさん、ふかまな君

孵化やアイテム回収を手伝ってくれたもふさん、ぱちさん、ただみのるさん、かいと君、ゆゆゆさん

対戦環境を作るために大会を開いてくれたきおすさん

応援してくれた皆

S23最終66位2039 準速ザシアンスタンダード

剣盾S23にて以下の構築を使用。

構築のコンセプトは「ザシアンが麻痺しても勝てる」。

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終盤までザシアン+クレセリアの並びで状態異常をケアしようと考えていたが、相手のザシアン入りに対して先に麻痺を引いてしまった場合の不安定さや、クレセリアの単体性能の低さに限界を感じたため変更した。

 

そこで三日月の舞やミストフィールドの展開で麻痺をケアするのではなく、こちらのザシアンのSラインを上げて相手のザシアンも麻痺させれば実質問題無いと考えた。

 

ザシアン   179-232-135-x-135-200

サンダー   197-x-150-145-111-119

マンムー   185-200-101-x-80-132

ウオノラゴン 165-156-121-x-100-127

ポリゴン2  191-x-136-126-133-82

ゴチルゼル  175-x-133-115-130-114

 

最終日の熱い対戦はこちら。

youtu.be

 

・個別解説

合計ダメージが100%未満の場合は確率を記載する。

 

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179(92)-232(164+)-135-x-135-200(252)@朽ちた剣

剣の舞 インファイト じゃれつく 巨獣斬

 

A

+3じゃれつく

197-150サンダーを15/16で1発

+3インファイト

157-174Hロトムを12/16で1発

+5インファイト

204-196ネクロズマを8/16で1発

HB

A244+1巨獣斬を15/16耐え

S

意地っ張りザシアンに負けないライン

自分のマンムー(S132)をメタモンにコピーさせた時に抜ける

 

ザシアンを使う上で妥協したくないラインが以下であった。

①+3じゃれつくでサンダーを処理

②意地っぱりミラーに負けないS200

上記ラインを満たす配分で余りを耐久に回すとぴったりA244巨獣斬を耐えたため採用した。

正確にはサンダーを落とすラインはA231であるが、A232にすると+5インファイトネクロズマへの乱数がズレるためAに回した。

 

こちらのザシアンが相手のサンダーに1発で静電気を引き、相手のザシアンがこちらのサンダーに3回触って一度も静電気を引かない確率は10.2%なので「ミラーの1発麻痺≠負け」のコンセプトを確立させることが出来た。

 

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197(252)-x-150(252+)-145-111(4)-119@ゴツゴツメット

羽休め 堪える ボルトチェンジ 暴風

 

HB

A232+2巨獣斬を208/256で2耐え

ザシアンのAを231まで下げればほぼ耐えるようになるが、相手のメタモンを麻痺させればいいだけの場面がほとんどなので妥協

S

HBサンダーミラー意識のS119

 

メタモンへの誤魔化しとしても優秀なサンダーをゴツメ枠として採用。

クレセリアランドロスをゴツメ枠として採用した場合は他でメタモンを対策しなければいけないことが非常に窮屈に感じた。

相手のサンダーが所謂運が良い場合はこちらの運も良いと信じて相手を麻痺させれば五分以上の展開に持ち込める。

 

初手のザシアンミラーで巨獣斬を撃ち合い、その後にお互いがサンダーに引く展開が頻発したため、下から動けるS個体値29で採用した。

地面タイプに引かれた場合は暴風で削ることでマンムーの一貫を作れるため、こちら視点でのみ安定行動が生まれた。

 

堪えるは砂下のウオノラゴンに対して先制で使える等かなり多岐に渡る使い方があるため、毛嫌いせず採用出来たことで見える世界が変化した。

 

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185-200(252+)-101(4)-x-80-132(252)@気合の襷

氷の礫 ストーンエッジ 氷柱落とし 地震

 

A

ストーンエッジ

231-156ホウオウを7/16で1発

157-174Hロトムに88~104ダメージ

1-49ヌケニンを1発(30600%~36200%)

 

ガブリアスでない理由は先制技の有無と択の少なさから。

特にザシアン軸で重くなりがちなランドロスに明確な打点がある点や、ウインディ等の威嚇無効を非常に評価している。

 

S133以上の相手に対してやジガルデ等の身代わりを考慮すると氷柱針の採用も考えたが、打点として安定しないので試合展開の組み立てに影響するとして氷柱落としを採用した。

 

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165-156(252+)-121(4)-x-100-127(252)@拘りスカーフ
エラがみ 逆鱗 ドラゴンダイブ 地震

 

A

ドラゴンダイブ

325-62小さくなる状態ラッキーに188~224ダメージ

エラがみ

201-115イベルタル(ゼルネアス)を13/16で1発

 

カイオーガ入りへの誤魔化し程度の対策と、ゴチルゼルで捕まえにくい小さくなるラッキーの対策として採用。

元々は前回記事で紹介したど忘れトリトドンを採用していたが、カイオーガ以外にあまりにも置物であったために変更した。

 

ゼルネアスにジオコンの隙を与えなかったり、スカーフではないイベルタルの上からエラがみで倒せたりとスカーフを持たせたことによる恩恵をかなり感じた。

 

意地っ張りザシアンを抜くために陽気にすることも考えたが、S189未満の個体数やそもそもサンダーで麻痺させた場合に無駄が生じるので意地っ張りとした。

 

安定打点のエラがみ逆鱗、小さくなるへのドラゴンダイブで技構成は完結していたので、ラス1でギルガルドと対面した時に撃てる地震を覚えさせた。

 

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191(244)-x-136(108+)-126(4)-133(140)-82(12)@進化の輝石

自己再生 電磁波 イカサマ トライアタック

 

HB

A244+1インファ15/16耐え≒C217眼鏡ショック2耐え ≒177+1メテオドライブ2耐え

HD

C217眼鏡サイキネ91%で2耐え (確定耐えまで振ってもサイキネDダウンで90%でしか耐えないため妥協)

S

麻痺したウーラオス抜き

 

イカサマと電磁波を採用することで黒バドレックスとネクロズマへの対策を両立出来る。

シャドーボールと比べた欠点は、鬼火による威力半減とA個体値が0のバドレックスを34%でしか落とせないことだが、身代わりを割ることさえ出来れば電磁波で機能停止に追い込めるので問題ないと考えた。

 

トライアタック+ゴツメ3回でウーラオスを倒せるので、相手のウーラオスが悪の鉢巻きだった場合でも交代際にトライアタックを撃てれば堪えると合わせて処理が可能。

(トライアタックの20%と静電気の30%*2があるので一方的に倒す展開も多い)

 

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175(236)-x-133(44+)-115-130-114(228)@カゴの実

眠る 挑発 コスモパワー アシストパワー

 

S

HBホウオウを抜けるライン≒準速テッカグヤ抜き

HB

余り

 

受け構築だけでなく低速サイクルにも積極的に選出していく。

綺麗な抜け殻のポケモンはザシアン受けに多いので、マンムー等で他の受けポケモン(テッカグヤ等)を誘い相手の考慮外のポケモンをハメていく。

眼鏡ムゲンダイナの火炎放射でわざとザシアンを倒してもらい展開したり、ホウオウ入りには他の2匹を早急に切り吹き飛ばしを撃てなくしてから展開する等、アイデア次第で崩せない受けは存在しないと感じた。

 

このポケモンを採用する際は「受けがキツいから」のような抽象的な理由ではなく、しっかりとした展開の構想が求められる。

 

 

・雑感

もうこのルールは来ないと思うので選出は省略。

「ザシアンを麻痺させてもいい」というコンセプトを追い続けたシーズンであった。

結果としてサンダーからの麻痺が原因で負ける試合は数える程しかなかったため目標はとりあえず達成。

サンダーの静電気や暴風、マンムーの氷柱落とし、ポリゴン2の電磁波やトライアタック等、ザシアン入りの構築でありながら相手に運要素を押し付けることが出来たのも良かった。

正直今回は最近ポケモンをサボり気味だったこともあって2桁ラインで満足してしまったが、真剣に考えたシーズンは常に上を見るくらいの気持ちでいたいなと思った。

抜け殻トリトドン

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217(244)-108(36)-106(140)ー113(4)-124(84+)-53

熱湯 地震 ど忘れ 自己再生

 

222眼鏡冷凍ビーム2耐え

205-124オーガの身代わりを地震で破壊

余りB

 

どんなカイオーガにも持ち物なしで抗える点を評価。

ど忘れを採用することで壁オーガに対しても遅延出来る。

ザシアンと組ませることで、投げられることが多いゴチルゼルに対し一気に有利になる抜け殻を持たせた。

 

カイオーガ軸には無類の強さを誇ったが、トドンを採用するとノラゴンマンムーを採用した時に気持ちの悪いタイプ被りをするので解雇した。