第四回雨オフにこの構築で参加しました
ここ最近のオフでは運絡みで負けることがほとんどだったので如何にして運要素を減らせるか考えたところ、レパルガッサのようにパターンに入れば負けることがほとんどないニャオガッサに注目しました
そこで第三回雨オフをこの猫の手パ http://d.hatena.ne.jp/knmcwgtb/ で優勝したビーンさんに協力をお願いしたところ原案を生み出したあおりさんの力まで借りることが出来たので相談したところ、自分が初めに考えていたマニューラゲンガーキノガッサ+バシャーモガルーラクレセリアは、嵌めて勝つことを目的としていた構築に崩されやすいマニューラの性能がついていけなかったので諦めました
六世代でもニャオニクスorレパルダス+αに似た構築は見受けられますが、αのポケモンが猫の手で胞子を出す以外の役割が全くないこともざらであったので全てのポケモンに意味を持たせることを意識しました
この並びでほぼ絶対に勝てないようなポケモンはナットレイやエルフーン、グライオン、シャンデラなどしかいないほどの範囲を持っている上に、これらのポケモンの数は少ないので裏選出では多少汎用性を欠いてしまってもこれらに負けないように組みました
177-47-128-102-135＠食べ残し
猫の手 身代わり 瞑想 サイコキネシス
H 16n+1
B 余り 出来るだけ高く
C +2サイコキネシスでH181-120ガルーラを2発 2n
D 余り 2n
S 最速キノガッサ抜き
配分は原案のものをほとんどそのまま使用しましたが、環境のメガヘラクロスが意地っ張りHAベースか陽気ASに二極化されていると考えたのでSを少しBに回して耐久を上げました
環境に多い所謂厨パのような並びに負けることは少なく、一度パターンに入れば運要素も回避出来るので今でも非常に強力なポケモンだと感じました
クレッフィや流行りの魔界ロトム(放電怪しい光鬼火身代わり)に絶対負けないことも頭に入れておきたいです
158-85-112-135-95-154＠拘りスカーフ
トリック 道連れ 泥棒 気合いパンチ
HB A146鉢巻アローのブレバ耐え
S 余り S＋1の準速100族抜き抜き トリック後準速メガガルーラ抜き
耐久を上げることによってファイアロー対面でトリックが安定行動となりニャオニクスの起点を作ることが出来、トリックをした後でもグロウパンチを持っていることが多い意地っ張りメガガルーラに対して道連れと気合いパンチの繰り返しで処理することが出来る
フワライドではない理由はばれにくさを重視したのもありますが化身ボルトロスと対面した時の安定行動のしやすさもあります
フラワイドでは挑発が飛んでくることもありますがゲンガーでは初手から挑発をする余裕はなくほぼ確実に電磁波が飛んでくるのでそこでトリックを決めることが出来れば化身ボルトロスであろうとニャオニクスの完全な起点となります
残念ながら当日は化身ボルトロスの電磁波に合わせたりジャローダの蛇にらみ後にトリックを選択したのですがどちらも2連続で動かずにそのまま倒されてしまったので何も仕事が出来ませんでした
この枠をメガゲンガーにしている構築をよく見ますが気合いパンチだけでは遂行が遅すぎて相手の詰み技を許します
しかしスカーフなら積み技トリックで固定したり積み技を使ったポケモンの上から奇襲的に道連れが出来るのでこの問題も解決出来ます
167-151-145-72-80-90＠レッドカード
守る キノコの胞子 カウンター 気合いパンチ
HB 特殊方面で耐えたい技がなかったのでメガガルーラの連続攻撃の急所に少しでも抗うために特化
初めは気合いの襷や毒々玉で使用していたのですがこれらのアイテムで勝てる相手にはニャオニクスで勝てるために原案と同じレッドカードにしました(そもそも襷や毒玉に仮想敵がいない)
レッドカードならニャオニクス絡みの選出でもジャローダや、数は少ないですがS135以上の挑発持ち化身ボルトロスにも蓄積の連続で勝つことが出来ます
ガブリアスやカイリューなどの高火力のポケモンの技にカウンターを合わせることが出来ればニャオニクスの障害を取り除ける点も面白いです
しかし当日は蓄積を入れたジャローダのリーフストームにキノガッサを投げたのですがリーフストームを回避してしまい、リフレクター+光合成で完全に起点にされてしまったので言葉を失いました
貴重な表選出でもバンギラスに抗える手段でもあります
155-141-90-178-81-132＠珠
守る めざめるパワー氷 大文字 飛び膝蹴り
A 余り
C 受けづらさを考えて特化
S ミラーやメガボーマンダを考えて準速
ニャオニクス+バシャーモ+ガルーラと並べることで相手が仮に猫の手戦法に気付いたとしてもバトンタッチを無視した選出が出来なくなるのでガルーラと合わせて選出画面にいるだけで意味のあるポケモンです
珠飛び膝蹴り+砂ダメージ+後述のバンギラスの鉢巻成功追い打ちで184-132化身ボルトロスに91％〜のダメージで臆病オボン化身ボルトロス程度なら1サイクルで倒せるので化身ボルトロスを恐れる必要がなくなります
裏選出は基本的に引けないので一番受けづらい珠で採用です
181-147-100-54-100-156＠ガルーラナイト
猫だまし 捨て身タックル 炎のパンチ 冷凍パンチ
AS ミラーで引けないので強気に動ける最速
ナットレイ、グライオン、シャンデラ、ピクシーなど表選出では対処が難しい相手に軒並み強い型にしました
原案では地球投げを採用していて今回も使用したかったのですが地球投げを使えないルールだったので仕方なく2種類のパンチを採用しました
201-204-131-103-124-84＠拘り鉢巻
かみ砕く 追い打ち ストーンエッジ 馬鹿力
H 地球投げに何度も投げられるように50n+1
A 負担をかけるために特化
B 余り
D 余り
S S4振りバンギラス抜き抜き
裏選出のバシャーモとガルーラの隙を埋めるポケモンでありながらも自身が崩しも行える強さも持っています
裏選出の2匹が苦手なファイアロー、クレセリア、化身ボルトロスに滅法強く、メタから外れがちなポケモンであるためメガガルーラの蹴手蹴りを恐れることなく馬鹿力で処理をすることが出来ます
元々バシャーモの飛び膝蹴り+バンギラスの鉢巻追い打ちで化身ボルトロスを処理する案はるるーしゅさんとありんこ君の案でした(ここではメガバシャーモと組み合わせる前提であったためA233飛び膝蹴り+鉢巻成功追い打ちで確実に処理を行えます)
ニンフィアを抜けるラインまでSを上げることで強引に後出しをする選択肢も取れます
自分で言うのもなんですが協力してくださった方々の力が非常に大きく、環境への回答を持ったかなり完成度が高い構築になったと思います
しかし予選では前半の4試合で麻痺の回数が15回(1試合は嵌めて勝ったので実質3試合で１５麻痺)という納得出来ないような運の悪さで予選落ちが決定してしまったので完全にそこからはやる気をなくして負けにしました
大規模オフでは1年近くも反省点が見当たらないほどの運の悪さで予選落ちを繰り返しているのでそろそろ運が普通に戻る頃だと信じたいと思います
雨オフのスタッフの方々やいつも親や個体を用意してくださる方々、構築の考察を手伝ってくださった方々にこの場で感謝をしたいです
